オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

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「ブログやります!」宣言をしてしまった。
いまどき、エンターテインメント業界の片隅にいながら、ちゃんと更新するブログもやっていないなんて。。。
10月に配給イベントを抱えているし、その奮戦ぶりを書き記しておくのも一興。

さてさて。
トリウッドの「EPOC in CG vol.6」の上映作品決定に難航。
6月に候補を選び、7月初旬から権利元と交渉開始。
10作品程度を集める予定で、1件1件とコンタクトを始める。
イギリスの若手作家アリ・テイラーの『Puleng(ピュラング)』(掲載画像)が権利クリアー第一号となる。
セールスエージェントが「日本で上映するなら、大歓迎」という即答をしてくれて、感激。
次に、オーストラリアの注目作品『The Mysterious geographic explorations for Jasper Morello(ジャスパー・モレロの冒険)』のアンソニー・ルーカス監督が、「日本が大好き。公開してくれて、ありがとう」という返答。
いずれも、ミックステクニックで、2005年的作品。
『ピュラング』:2DCG、3DCGアニメーション、写真
『ジャスパー・モレロの冒険』:カットアウト、オブジェクト、3DCGアニメーション

こうして、目玉となる2作品は、楽勝の流れ。
ところが、それからが一苦労。(続く)



虫プロダクションが制作した、「NAGASAKI 1945 アンゼラスの鐘」という長編アニメの完成試写会へ行く。
原爆投下後の長崎で、人々が必死に生き抜くのを、医師の秋月辰一郎さんの目を通して描いた、ドキュメーション。
ヒバクシャの悲惨さを興味本位やショッキングに描くことなく、自制した演出から伝わる、真の嘆きに胸を打たれた。

プロデューサーの寺島鉄夫さん、伊藤叡さん、監督の有原誠治さんにお話しを聞く。
この作品は、市民が募金した製作資金を中心に作られたもの。
資金調達の苦労と、市民が支えたアニメ作りの喜びの両方を伺った。
流行のコンテンツファンドは、十億単位の企画には資金がでても、1億円規模のものには出ない仕組みになっている。
なんとかならないのか。



初日から書きすぎるとネタ切れになりそう。
今日はここまで。

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