オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

YouTubeのような動画共有サイト「Revver」の動向が注目されています。
コンテンツ制作者と利益も共有するというのが、
Revver創始者Steven Starr氏の狙いだそうです。
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20314887,00.htm?tag=nl

YouTubeが16億5000万ドルで買収されたのに、
その利益はYouTubeにだけ入り、
YouTubeにコンテンツを提供してきたアーティストには1ドルも入らない。
こういう構造に意義を立てているのが、Starrさん。

Revverは、共有動画に広告を埋め込み、制作者と広告収入をシェアするそうです。
先日イギリスのテレビチャネルFame TVと提携し、
Revverに上がるコンテンツをFame TVに提供し、
広告収入を制作者に戻す”窓口(エージェンシー)”を始めると発表しています。
Starrさんは、このような窓口先を増やしていきたいとのこと。

日本でも、フジテレビが小会社を使って
動画投稿サイト「ワッチミー!TV」を始めましたね。
放送番組関連の映像配信に加え、
投稿されたコンテンツの放映もありとか。
Revverと似ているとも言えるけど、なんか違うと感じるのは、
Revverは独立系(今のところ)で、窓口先を選ぶ権利を保有していること。
制作者は、共有サイトの運用者に作品を信託し、運用してもらうようなもの。
一方、テレビ局自身が投稿サイトを運営し「良い作品なら、放映もします」っていのは、
「才能発掘」とか言っても、
「道ばたに才能落ちてませんか?」と聞こえてきそうで、
”放送電波”という独占権を持っている人の安易さが透けて見える。

プロ、アマ問わず、”作品”を投稿する側が、
自作をどのように世に出したいか?
金銭的にも正当な評価を得るべきと考えるかどうか?
そういったことを考えながら行動することが求められているようですね。

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