オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

京都に博物館機能と図書館機能を併せ持ったミュージアムが、11月25日(土)オープンします。
京都市と京都精華大学の共同事業「京都国際マンガミュージアム」です。

保存されるマンガ資料は、明治の雑誌や戦後の貸本などの歴史資料や現在の人気作品、海外のものまで、約20万点。
2008年には、30万点以上の蔵書数になる見込み。
アニメーションに関する資料やキャラクターグッズなどの収集も計画されています。

建物は、旧・龍池小学校の校舎をリニューアルしたもの。
この校舎は昭和4年の建造で、小学校が統廃合されるまでの長年にわたり地域のシンボルでした。
場所は中京区。室町・江戸時代の町衆文化が生まれ、育まれた中心地です。
そして明治維新後、京都市は学校整備に力を入れます。小学校区は市民コミュニティの基盤になりました。
そんな文化背景を持つ、旧・龍池小学校が無惨に取り壊されることなく、
ミュージアムとして生まれ変わると聞いて、
しかも、サブカル代表のマンガのものと聞いて、とてもうれしく感じます。

フランス南西部のアングレームという街も、フランスのマンガ(コミックス)文化の中心地です。
毎年、盛大なフェスティバルも開催されます。
やはり、歴史的な建物をリニューアルしたコミックスのミュージアムがあります。

京都国際マンガミュージアムには、多目的映像ホールも完備されます。
多彩な短編アニメーションの紹介をさせていただく日が来るのを楽しみにしています。

京都にいらした時には、立ち寄ってみたください。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/kyotomm/

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