オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

こんにちは、オフィスHの伊藤です。
日本茶販売もする、短編アニメーション配給人です。
茶舗の改装も終わり、日本茶ミニギフト提案や「おいしい、ティーバック」商品化などしています。けっこう楽しいですね、小売業。店にボサノバ流しています。
ご無沙汰しましたが、アニメーションの仕事も進めています。

(1)ヨーロッパ3大アニメーション・スクール作品53本!特集上映
(2)放映!ヨーロッパのアートアニメーション競演
(3)女子美出身19人のグループ展と日韓現代アート「生成+融合」
(4)台湾国際アニメーションフェスティバルTIAF
(5)東京工芸大卒展、デジタルハリウッド卒展
(6)アフガニスタン映画祭

☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(1)ヨーロッパ3大アニメーション・スクール作品53本!特集上映

アニメーションの“カンヌ”と呼ばれる、アヌシー国際アニメーションフェスティバルの2006年の受賞作品上映は、諸般の事情で見送りました。
http://blogs.yahoo.co.jp/hiromi_ito2002jp/43429202.html

諦めません、オフィスH。
総力結集し、作品を集めました。
ちゃーんと上映料をお支払いする約束を交わしました(爆)。

「海外アートアニメーション@トリウッド 2007春」決行します!
今の予定では、総数70本前後の大上映会です。

アヌシー2006グランプリ作品『ハッピーエンドの不幸なお話(Histoire tragique avec fin heureuse)』上映決定。

ヨーロッパ3大アニメーション・スクール作品53本一挙上映決定。
これって、本邦初の規模!?
○ アヌシーで20年来、公式コンペ上映のカーテンオープナーを制作する、
  フランスのゴブラン校から40本以上。
○ 学生CGアニメーションの最高傑作が、仏SupInfoComと独フィルムアカデミーから。
  今年のSiggraphにも登場するであろう作品の先行上映です。

さらに、カナダ国立映画制作庁NFBの「黄金の70年代」特集。レアです。

だめ押し、仏Folimage(フォリマージュ)の「レジデンス特集」。
これは、フォリマージュの独立系作家制作支援プログラム「ラ・レジダンス(La Residence)」が送り出す傑作撰です。アカデミー賞ノミネートなど国際舞台で高く評価された作品が揃いました。

劇場:短編映画館トリウッド
   http://homepage1.nifty.com/tollywood/
期日:4月28日(土)~6月1日(金)
詳細は、後日発表します。

みなさまの入場料や広告スポンサー料が、この特集上映を通じて、独立系作家や新進気鋭の若手作家の創作活動の一部を支えます。どうもありがとう!



☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(2)放映!ヨーロッパのアートアニメーション競演

前回紹介した、カートゥーン ネットワークの「カートゥーン ミッドナイト」に、
Folimage(フォリマージュ)のレジデンス作品が登場。

「ショート・アニメコレクション by Folimage Studio」
放映日時:3月2日(金)・10日(土)、0:00~1:30

「ミッドナイト」は、カルチャー色のあるアニメーションを好むおとな向けに、金曜・土曜の深夜に楽しめるプチ枠です。
http://www.cartoon.co.jp/program/midnight/200703.html#1

『岸辺のふたり』でアカデミー賞受賞したM・D・Du・ヴィッドの出世作『お坊さんとさかな』、
抱腹絶倒の『地球の果ての果て』、
スイスの人形アニメーションスタジオの癒し系『ラビオリ缶詰の魔人』・・・
ヨーロッパ各国出身の作家たちの新旧10本が登場します。

フォリマージュとも5年のお付き合いとなりました。ちょっと感慨。
わたしが短編作品やTV番組の配給エージェントをしています。ご関心あれば、どうぞご一報ください。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(3)女子美出身19人のグループ展と日韓現代アート「生成+融合」

池田裕美子さんから、女子美出身19人のグループ展「Sei」と
日韓現代アート「生成+融合」に参加するというお知らせが届きました。

女子美出身19人のグループ展「Sei」
開催日:2月20日(火)~25日(日)
場所:Gallery LE DECO 2(渋谷3-16-3 ルデコビル)
    03-5485-5188
http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/


日韓現代アート「生成+融合」
開催日:2月26日(月)~3月3日(土)
場所:東京・GINZAギャラリーアーチストスペース
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hinden/map/aachisuto/index.htm




☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(4)台湾国際アニメーションフェスティバルTIAF

Chinese Taipei Film Archive が主催する台湾国際アニメーションフェスティバル(TIAF)に参加したことはないのですが、2つの思い出があります。

一つは、アヌシー以来の友人Yi-Ching CHENが初代ディレクターとして、開催に奔走していたこと。
もう一つは、数年前に独フィルムアカデミーから作品を取り寄せようとして、東京国際アニメフェア(TAF)と混同されて、ちょっと困ったことになったこと・・・そんなことも、あったなぁ。

TIAFも5回目となり、内容が充実しているようです。
今年は、9月28日~10月7日に開催。
作品エントリーを募集するというお知らせが届きました。

詳しくは、
http://tiaf.ctfa.org.tw/2007/




☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(5)東京工芸大卒展、デジタルハリウッド卒展

大学の卒業制作展が花盛り。

東京工芸大学は、古川タクさんからお知らせが届きました。
<六本木アカデミーヒルズ40Fにて2月23~25日、卒展でアニメーション学科上映します。 
もしお時間ありましたらお越しください。
A プロは見応えあります。特に、「おはなしの花」はメディア芸術祭優秀賞他、国内の賞をいっぱいもらって、シュツットガルト、タンペレ現在インコンペ中です。
2、3人タクゼミから面白いのがでてきて喜んでいます>

来月ですが、デジタルハリウッドからもお知らせが。
<デジハリの学生作品の卒業制作展も来月に開催します。3月22日、23日。
一挙公開ですが、今年はいい作品がでそうだとのことで、東京本校では期待が高まっていす>

学生作品は、国際コンペでも注目の的です。
日本の学生さんも、世界で脚光を浴びてください。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(6)アフガニスタン映画祭

アニメーション映画ではありませんが、「映画は、さまざまな視点を与えてくれる」と思う企画のご紹介です。

アフガニスタンの映像文化と復興途上のメディア状況などを若い学生にも伝えたい、ということで開催される「アフガニスタン映画祭」があります。
今年で2回目となるそうです。主催はNPO法人クロスアーツ。
http://www.cross-arts.org/international/

日本工学院専門学校開催:
日時:3月10日(土)、11日(日)14時00分~17時30分
場所:東京・蒲田 日本工学院専門学校 3号館1階・片柳学園デジタルシネマシアター
入場料:無料
*)カブール大学の学生作品やアフガニスタン初の民放TV、アイナTVのチーフプロデューサーによる「復興とメディアの発展」についてシンポジウムもあるそうです。

渋谷・シネマ・アンジェリカ、一般公開(有料):
上映期間:3月12日(月)~16日(金)

この映画祭は、学校法人片柳学園が開催協力していると、同学園の知り合いからお便りいただきました。
ちなみに同学園は、米カーネギーメロン大学と共同で「片柳コンピュータ科学賞」を創設したとか。
五十嵐健夫・東京大学大学院情報理工学系研究科助教授に、片柳新進リーダーシップ賞受賞者が贈られるそうです。
五十嵐さんって、ユニークな発想で、CGアニメーションを一般ピープルに近づけてくれる研究者ですね。

(2007.2.20)

コメント

コメントフォーム
記事の評価
  • リセット
  • リセット