オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

カナダ国立映画制作庁(NFB)のサイトに、アニメーションの技法の解説が出ています。それに関連するNFB作品も紹介されています。

簡単な解説ですが、アニメーションの多様性に興味ある方はこちらをご覧ください。
http://www.nfb.ca/animation/objanim/en/techniques/index.php

■Object animation(人形などのオブジェクトを利用した立体アニメーション。動くはずのない物体に命を吹き込む・・・アニメーションの神髄です)

■Pinscreen(ピンスクリーン:アレキサンドル・ペトロフさんが考案し、ジャック・ドリューアンさんが継承しています。手間の掛かる技法で、後継者が現れるかどうか・・・)

■Rotoscope(ロトスコープ:実際に人物などの動きをカメラで撮影し、それをトレースしてアニメーションにする手法。CGの発達で、今後さまざまに利用されるでしょう)

■Animation stand(砂を利用したアニメーション。オブジェクト・アニメーションの1種:コ・ホードマンさんの『砂の城』はあまりに有名。)

■Paper cut-outs(切り抜きを利用したアニメーション:海外アートアニメーション@トリウッド 2007春でロッテ・ライニガーさんの『オーカッサンとニコレット』上映中。ライニガーさんは切り抜き・影絵アニメーションのパイオニア)

■Pixillation(ピクシレーション:人間を実写でコマ撮りしてアニメーションにする技法。NFBアニメーションスタジオの基盤を築いたノーマン・マクラレンさんが得意とした技法)

■Drawing and etching on film(カメラ撮影をせず、1コマ毎フィルムに直接描くアニメーション。1910年頃に成立しているので、古い技法です。マクラレンさんは、音楽と合わせて巧みにアニメートする実験映像を得意とし、この技法の発展に大いに寄与しました)

■Various experiments(実験的に様々な技法を用いたアニメーション)

■Computer(コンピュータを利用したアニメーション:2DCG、3DCG、ディジタルエフェクト、ディジタルポストプロダクション)

■Animated drawings(手書きのアニメーション:紙に描いて撮影をしたり、セルを用いる)

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