オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

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こんにちは、オフィスHの伊藤です。
すっかり寒くなりました。インフルエンザ流行も早まっているそうで、どうぞお体大切に。

先日、山村浩二さんが『頭山』と『カフカ 田舎医者』で、世界の4大アニメーション・フェスティバルを制覇したことを祝う会がありました。
山村さんとほぼ同世代のアニメーション作家の方々が発起人で、参集された方々も老若男女いろいろ。和やかな、そして山村さんに続けという意欲も感じる、楽しい会でした。

『カフカ 田舎医者』は公開中です。会場でお会いした松竹のプロデューサーによると、入り具合はいい感じらしいです。レイトショーが延長とか。
有楽町の新劇場、シネカノン有楽町2丁目シアター1で一般公開です。
大阪、京都、神戸、名古屋、福岡、北海道、熊本でも決まっているようです。
http://www.shochiku.co.jp/inakaisha/theater.html
ショートアニメーションがマイナーなんて、もう言わせない!って。

前説を、もう一つ。
CJax-日加ショートアニメーション・エクスチェンジのセカンドステージは、2月13日(東京)と16日(京都)に予定しています。内容や参加方法は、HPでご紹介していきます。

日本21名、カナダ14名の作家紹介はアップしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/cjax2007/27519487.html
http://blogs.yahoo.co.jp/cjax2007/27533402.html

そのCJaxでも推薦する、坂元友介さんがシアターデビューします。
『歯男』『在来線の座席の下に住む男』『焼魚の唄』『電信柱のお母さん』『蒲公英の姉』の坂元さんです。
1月19日~2月8日、下北沢トリウッドで、「坂元友介アニメーション全集」。
制作中の新作『とんかつさん~朝~』を含め、高校時代から創りためた10本を一挙公開。
追々ブログでご紹介しますが、とりあえず、予告編あります。
http://jp.youtube.com/watch?v=EGBuqslFx4Q

この興行は、CJax推薦コミッティメンバーの一人、トリウッドの大槻さんが作品を観て、「この人の作品は一般公開したい」、と決まりました。
CJaxが推薦する日加35名の作家を商業的にも成功させたいとお考えいただけるなら、アプローチしてください。2月のイベントではネットワーキング交流会もおこないます。


(1)講演会「1000本のCMアニメーション作家・真賀里文子、全てを語る」
(2)市民参加型映画コンテンツ制作に関する、井上昭夫さん(天理大学教授)の講演会
(3)佐賀の名画座セントラルプラザ、「Our theater CIEMA」として再生
(4)「第11回文化庁メディア芸術祭」受賞作品決定
(5)愛するスイスから・・・

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(1)講演会「1000本のCMアニメーション作家・真賀里文子、全てを語る」

女子美術大学教授の為ヶ谷さんが座長の講演会があるそうです。
主催はNPO法人ブロードバンド・アソシエーション(http://www.npo-ba.org/)。
講師は、日本を代表する人形アニメーション作家のお一人で、CMアニメーションで活躍される、真賀里文子さん。

開催日時:12月10日(月) 18:00~20:00
場所:女子美術大学杉並キャンパス4401教室、http://www.joshibi.ac.jp/access/
参加費:1,000円

参加申込締め切り:12月7日(金)。
BA事務局へ、事項を明記してメールで:iino@npo-ba.org
「第2回BAクリエイターズサロン申し込み」
「氏名、会社名/学校名、所属、住所、電話番号、メールアドレス」

詳しくはこちらへ。
http://www.npo-ba.org/public/20071210.pdf



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(2)市民参加型映画コンテンツ制作に関する、井上昭夫さん(天理大学教授)の講演会  

ある会合で知り合った、花園大学の立岡さんから送られてきた、大阪の講演会情報です。
“10兆円映像産業の拠点を大阪に!”をスローガンに設立された、NPO法人・アートポリス大阪協議会(http://www.artpolis-osaka.org/article1.html)と「映像コンテンツ知的財産マネジメント研究会」の合同講演会、そして忘年会、らしいです。

開催日時:12月14日(金)、19:00~20:10 講演会とディスカッション(無料)
   その後、懇親交流会(実費)
場所:NPO法人アートポリス大阪協議会・会議室
   大阪市中央区南船場1-17-11(株式会社インターフェース内)

講演内容:
(1)「NPO法人クロスアーツの創設・運営」と当該NPOによる映像コンテンツの市民参加型国際協力活動』のプロジェクトマネジメント(国際経営人類学的アプローチ)
(2)『ドキュメンタリー・オムニバス映画作品「カブールトライアングル」のATRAP FOR EARNINGの製作背景と映写』にかかるプロジェクトマネジメント(国際経営人類学的アプローチ)
(3)『自然建築アートとエコテクノロジーを合体させたモデルによる作品群』にかかるプロジェクトマネジメント(国際経営人類学的アプローチ)
(4)その他環境系アート&デザインプロジェクト:『自然建築・土嚢シェルタードームの意義とウガンダにおけるビクトリア湖上・島嶼大学への展望ーTICAD IV2008にむけて』

井上昭夫さんって?
国際映画コンテンツ協力(映画制作・映画祭)、市民参加型映画コンテンツ制作、アート&エコテクノロジーの作品制作による海外援助、途上国のアート&デザイン・エコシステム(環境・生態学)などのプロジェクトマネジメント(国際経営人類学的アプローチ)を進めている。本講演では、これらのプロジェクトの意義・現況、世界的動向、課題・展望とともにディスカッション・質疑応答などをおこない、同時に一部知的財産権等についても議論する予定。
 
連絡先:NPO法人アートポリス大阪協議会 事務局
TEL/06-6263-6137        
E-mail:info@artpolis-osaka.org



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(3)佐賀の名画座セントラルプラザ、「Our theater CIEMA」として再生

九州を拠点に移動映画館をする、69'nersFILMの芳賀英行さんから、コミュニティシネマ「Theater CIEMA -シアターシエマ-」、12月15日(土)開館のお知らせです。
69'nersFILM:http://69ners.com

地域の映画館が消えています。佐賀のセントラルプラザも去年閉館したそうです。
その跡を継いでオープンするのが「Theater CIEMA -シアターシエマ-」。
昔なつかしい作品や、海外の作品、話題の日本映画‥などなど、たくさんの優れた作品を上映していくのだそうです。
館内は3構成:
<Theater01,02> もちろん劇場。
<Book> 映画書籍のセレクトショップ。
<Cafe´> いまどき、劇場にカフェは欠かせない。野菜販売やワークシップもできるそうです。

それから、イベント:
<☆midnight ciema> 毎月第1・第3金曜日にレイトショー終わった後に開催
<☆morninng music> 視聴イベント。毎週木曜日の朝映画館のオープン前。

公開作品はこちらをご覧くださいね。
http://ciema.info/



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(4)「第11回文化庁メディア芸術祭」受賞作品決定

今年の文化庁メディア芸術祭の受賞作品が決まったそうです。
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2007/
アニメーション部門大賞は、『河童のクゥと夏休み』、マンガ部門は、

来年2月6日(水)~2月17日(日)、国立新美術館で第11回文化庁メディア芸術祭は開催されます。



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(5)愛するスイスから・・・

サッカーワールドカップの項で告白しましたが、わたしの第二の故郷といえる場所はスイスです。好きな理由はいろいろありますが、その一つは、多様性。みんな同じ、じゃない。
多様性そのものみたいな“お知らせの束”がスイス大使館から届きました。その中から3つのイベントをご紹介します。

★映画『カルラのリスト』★
12月1日から、渋谷のUPLINK Xでロードショー中。
http://www.uplink.co.jp/top.php

旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷(ICTY)検事長カルラ・デル・ポンテさんが、戦争犯罪人を追う姿に密着したドキュメンタリー。
http://vids.myspace.com/index.cfm?fuseaction=vids.individual&videoid=20642362

ICTYとは、1993年5月に設置された、旧ユーゴスラビア紛争でおこった虐殺・人道的犯罪の戦争犯罪を追究する国際法廷。2003年3月には、「集団殺害犯罪」「人道に対する犯罪」「戦争犯罪」などを裁く常設裁判所として、国際刑事裁判所(ICC)も設置されました。日本も今年10月1日から正式にICC加盟国となり、補欠判事選挙で斎賀富美子さんがアジア人女性として初のトップ当選を果たしたことでニュースになりましたよね。

カルラ・デル・ポンテさんは、スイス・ルガノ(イタリア語圏)出身。ルワンダ国際刑事法廷検察官、スイス法務長官を務めた、国連検察官。
10年以上も、6人の戦争犯罪人を追って、スイス軍の専用小型ジェット機で世界各国を飛び回り、世界一厳重なSPに守られた女性の一人。

★スイスの画家 アルベール・アンカー 日本初の回顧展★
12月1日~2008年1月20日、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催。

19世紀スイスの自然主義の画家であり、国民的画家と慕われる、アルベール・アンカーの回顧展です。

スイス中央部の農村の生活、素朴な少女の姿を描き続けた画家。「アルプスの少女ハイジ」のイメージにも重なるといわれています。

★スイス~小さな国の豊かなデザインを巡る旅★
近代建築の三大巨匠の呼ばれる“ル・コルビュジエ”はスイス出身。
リサイクルマテリアルが個性的なバックになる、“FREITAG (フライターグ)” はスイス製。
“スウォッチ (swatch)”は1983年にスイスで誕生・・・ちょうどスイスに居て、「きゃー、かわいい!」と。
多機能な折り畳みナイフの代名詞にもなっている“スイス・アーミーナイフ”、アルミの水筒の“シグボトル(SIGG)”・・・みーんな、スイス生まれ。
スイスを旅すると、コンクリートに赤や黄色の窓枠がかわいい建物をたくさん目にします。駅構内には、日本でもやっとお馴染みになった、シースルーのエレベータ。
合理的でユニバーサル、シンプルながら印象的なデザインやポップな感覚。
スイスには、ヒット商品のアイデアがいっぱいあります。

スイスデザインのキーポイントを巡るツアーが来年2月19日~25日に予定されています。
代金は179,000円。
詳しくは、JTB法人東京 法人営業日本橋支店へ(TEL 03-3272-8400)。

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