オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

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フランスのクレールモンフェラン国際短編映画祭から、今年のミニカタログが届きました。
映画祭は31回目になるそうです。続いていますね。わたしは数年前に参加したきりですが、セレクションの充実も、活気も年々高まっていると聞いています。
同じフランスのアヌシー国際アニメーション・フェスティバルは来年50年目になります・・・

NFBの名で知られるカナダ国立映画制作庁は今年2009年に70周年を迎えました。
アニメーションスタジオは、1941年にイギリスの映像作家ノーマン・マクラレン(Norman McLaren)を迎えて創設され、素晴らしい功績を残してきました。
70周年のお祝いが1年を通じておこなわれるそうです。
わたしたちも、下北沢トリウッドを中心に「カナダ・アニメーション・フェスティバル」という特集上映プログラムをおこなっています。
今年は10回目になります。
NFB70周年を記念する特集を組みたいなぁ~と考えています。
いろいろと経済状況が厳しくなりそうですが、みんさん、応援してくださいね。

これまでに、こういう作品を上映してきました。
オフィスHの短編アニメーション上映歴

NFB訪問記
NFBがすごい!と思うのは、制作・配給(権利管理、営業、保管)、技術開発、人材育成(学校じゃないです)、国際合作や文化外交など多面的な活動拠点になっていることです。
なにより、70年間も、アニメーション界をリードする作品を世に出してきたプロデュース力。
NFBが生み出したアニメーション作家、脚本家、技術者、そして映像技術や手法が、今日のアニメーションを支えている。
日本で「プロデューサーが足りない」と言われますが、カナダに良い先生がいる。そう思いませんか?

トップの画像は、ノーマン・マクラレンさんの頭のレントゲン写真。直筆のイラストとサインが残っています。
NFBの廊下に飾られていました。