オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

「いつでも、どこでも・・・」、IT時代のキャッチフレーズ。
これ、始めたのは日本じゃないかしら。
ソニーの「WALKMAN ウォークマン」
言わずと知れた、「いつでも、どこでも音楽を聴こう!」という文化を広めた、カセットテープサイズの携帯音楽プレイヤー。デジタル家電の走りです。
ウォークマンは、世界から熱狂的に受け入れられました。特に若い人たちに。

1979年が発売年だったのですね。30周年だ。
音楽をいつでも、どこでも!

そして携帯電話の大普及。
電話もいつでも、どこでも!
ついでに、電子ゲーム、カメラ、テレビもいつでも、どこでも!
インターネットは、もちろん、いつでも、どこでもつながります!!
小型化が得意の日本の製造業が市場を作り、リードしてきました。
この30年間で、「いつでも、どこでも・・・」は生活改善のシンボルとなりました。

電車の中で化粧をする女性が登場したのは、いつ頃かしら?
「いつでも、どこでも・・・」のウォークマン登場以降です。
先日、道路で歩きながらアイメークする女性とぶつかりそうになりました。
「いつでも、どこでも・・・」は、ついにここまで来たか。

いつでも、どこでも、欲望を満足させられる社会。
我慢、自制は前近代的。

日本語には「世間様の目」というのがありました。絶滅語だぁ。
お前の行動を周りの人たちが監視しているぞ、と。
“おとならしい振る舞い”を求める言葉。

さてさて、「いつでも、どこでも」の罪とは?
これから登場する新製品に世間様の目は?

ニンテンドーDSが世界累計販売で1億台を突破したそうです。 
消費者が求めるから、売れるなら何を作って売ってもOKというのを再考してはどうだろう。

「いつでも、どこでも欲望を満たす社会」の終着点が、誰でもよかった殺人・・・だったりして。
だってぇ、「人を殺したい」という欲望は抑えるものじゃなかったんでしょうね、彼らにとって。

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