オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

ヨーロッパ視察から戻ってきました。あちらでも、経済危機の影響は出ています。
さらに、(ミニ)バブル気味のアニメーションやゲームの制作会社の不調は、昨年後半以前から顕在化していたという話しも。

先週、映画ファンドの道を拓こうとしてきたジャパン・デジタル・コンテンツ信託が業務停止と業務改善命令を受けたそうですね。
JDCは何回か取材してきましたが、設立者の土井宏文さんの熱意は素晴らしかったけど、運用が成熟していない印象を持ってきました。
コンテンツには当たりはずれがありますが、投資先の評価方法をJDCは見誤ったのかなぁ。
反対の嵐を受けながらの船出だったから、成果を焦ったのかなぁ。
JDCに続く起業の動きはありましたが、頓挫しているし。
JDCも存続が難しいかも知れませんね。

ここでコンテンツファンドは失敗という烙印を押して欲しくないものです。
日本では、一度失敗すると、そのトラウマが大きすぎる。復活できない。

デンマークで、ノルディック5ヵ国の短編映画とドキュメンタリーの監督たちが作り、自分たちのビジネスチャンスを拓こうとするプラットフォームFilmkontact Nordの人たちに会いました。
資金調達と配給先の悩みはいずこも同じ。
プロジェクトマネージャーを7年やってきた、Heidi Christensenさんと「小口ファンド」の意見交換をしました。マイクロファイナンスのような仕組みができないものかしらねぇって。

召還額や率を求めたJDCの人たちには、小口ファンドは「無理です」と過去に言われたことがありますが、本当に無理なのかなぁ。

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