オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

エンターテインメント・ロイヤーズ・ネットワークの定例研究会に招いていただき、1時間ほどの講演をします。
アヌシー国際アニメーション・フェスティバルとデンマークの視察の報告(その1)を準備しています。

日時:7月9日(木)、18時半~20時半
会場:青山学院大学 総研ビル11階19号会議室
会費:非会員は有料(一般2000円、学生1000円)

一緒に講演するのは、東京芸術大学大学院 映像研究科アニメーション専攻 教授の岡本美津子さんです。

伊藤は、「ホットな欧州アニメーション」の背景にあるものと、日本の海外進出、いやアニメーション再興の鍵を考えたいと思っています。
ポイント:
 ○ 世界規模の国際アニメーション・フェスティバル「アヌシー2009」視察より、
    欧州のアニメーション市場の動向:
    日本のアニメ進出の可能性
    完成品の販売では遅い、合作や企画のプリセールスが潮流に
 ○ 欧州の業界振興策
    フランス等の地域経済体による、経済振興
    官民協働のあり方
 ○ インディペンデント支援のあり方
    独立系が力を持つ、欧州のプロデューサー事情
    制作費に対する助成金で、資金力の弱いインディペンデントも国際合作へ進出
 ○ ノルディックがおもしろい
    市場限界を克服する国際展開力(長編作品の成功例から)
    デンマークの、民間力をバックアップする公的援助

岡本さんは:
アニメーションの拠点づくりに必要なものとは?
「国立メディア芸術総合センター」設立が話題ですが、数々の事例からその要件を探ります。
・NHK公募番組「デジタル・スタジアム」に見る制作者の裾野の広がり
 下は小学生から上は70歳代まで。“発表の場”としてのTVだが、その後は…
・アカデミー賞短編賞は再びあるか?
 (株)ロボット「CAGE」カナダNFBなどに見る作家をはぐくむ環境
・国公立が支援するべき4機能とは?
「アーカイブ」、「教育・研究機関」、「制作環境」、「スクリーニング」
・プロデューサーの役割
 ヒット企画「やわらか戦車」、新しい試み「動画革命東京」などに見るプロデュース力
・広がるアニメーションのマーケット
 デジタルサイネージ、学習、医療など他分野への応用

お時間があったら、お越しください。

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