オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

オフィスH(おふぃすあっしゅ)について

イメージ 1メディエーターの伊藤裕美(いとう ひろみ)がアニメーションに魅せられ1999年に立ち上げたオフィス。
伊藤は
海外の映画祭に通い、年に100本以上の短編アニメーションの新作を見続けています。
アニメーションの可能性に感心するたびに、日本で、もっともっと海外のアニメーション&作家を知ってもらいたいと奮起
そんな想いから、
2000年、設立間もない短編映画館トリウッドで「EPOCin CG from THE WORLD」を旗揚げしました。
WAT - 世界のアニメーションシアター>>

トリウッドで紹介した作品は220本、下北沢の小さな劇場に1万人以上のお客様が来場してくださいました。
制作国はヨーロッパ諸国やカナダ
、南米、オーストラリア・・・実にさまざま。人形や手描きのコマドリアニメーションから3DCGアニメーションまで技法も数多。
新旧の中から、アニメーション本来の楽しさや天才的な描写、そしてかわいくって、おもしろくって、ちょっと切ない、わたしたちの琴線に触れる短編を選び抜いています。
 
07年~08年の「CJax-日加ショートアニメーション・エクスチェンジ-」のような、若手アニメーション作家を海外へ送り出す試みや、09年の「平成21年度文化庁委託事業日本とカナダのプロデュース力を考える日加国際交流事業 国際シンポジウムおよびNFBプロデューサー・ティーチイン~カナダ国立映画制作庁創立70周年記念~」での国際共同制作とプロデュース力を考える事業など、日本アニメーションの国際進出への提案もおこなっています。

13年~、韓国で開催されるAsia-Europe Cartoon Connection(新しい国際共同製作の枠組み、アジア+EU間のビジネスネットワークの拡大)への日本人プロデューサーの参加を誘導。
ヨーロッパとの共同プロジェクト開発、国際共同製作を活性化させるため、EUのCARTOON等と連携を深めています。
CARTOON関連>>

14年~、
SEA/Concept Development Master Class (SEA – コンセプト開発マスタークラス)の日本パートナーとして、ヨーロッパのThe Animation Workshop、ブラジルのAnima Mundiと共に、2週間の集中マスタークラスを実施。日本から、5名の精鋭プロデューサーとディレクターが参加されました
SEAマスタークラスは来年以降も実施予定です。
アジア/日本、ヨーロッパそして南米/ブラジルの3地域間で、アニメーションを核に新しいコンテンツの国際共同製作を充実させ、グローバル市場で日本のクリエイティブな才能が活躍するサポートしています。

オフィスHの活動はアニメーションの
配給・事業企画に留まらず、ジャーナリスト活動、海外スタジオとのプロジェクトコーディネーションなど、マルチ同時進行中です。

連絡先>>hito@officeh.net

<オフィスH 主な企画実績>
1999
■ ImaginaCG映像フェスティバル(ヨーロッパ最大のCGフェスティバルImaginaの受賞作品と学生優秀作品の上映会とワークショップ/フランス国立オーディオビジュアル研究所とフランス大使館文化部映像放送課主催)
■ WorldPC ExpoWorldPCフォーラム スペシャルセッション「ヨーロッパフィルムギャラリー」(世界最大規模のアヌシー国際アニメーション・フェスティバルの受賞作品特集/日経BP社主催)。2002年まで、4回開催
 
2001
■ ドイツ FMX Film & Media ExchangeFMXの「Japan Day」のコーディネーターと講演
■ ヨーロッパ⇔日本 メディアエクスチェンジ MeX(ブロードバンドを利用する双方向イベントで、ヨーロッパと日本のクリエーター、コンテンツや最新動向を紹介する参加型イベント)の総合プロデュース
 
2003
■ Best of Annecy(アヌシー国際アニメーション・フェスティバルの受賞作上映/日経BP社主催のWPC ExpoWorldPCフォーラム、東京都主催の東京国際アニメフェアなど、複数イベントにプログラム提供)。2005年まで、3回開催
■ フランスe.magiciensThe European Gathering of YoungDigital Creation)の「Japan Day」フォーラムのコーディネーションと講演
 
2005
■ フランスemagiciensで日本のICAF学生作品の上映のコーディネーション。2009年まで、5回継続中
 
2007
■ 文化庁映画週間 世界映画人会議IIのコーディネーション
■ CJax -日加ショートアニメーション・エクスチェンジ(若手アニメーション作家の国際デビュー支援/カナダ国立映画制作庁Bravo!FACT主催)。2008年まで、日本とカナダ両国で開催
 
2009



余談:オフィスH 「あっしゅ」の由来
オフィスHのHは「えっち」ではなく、フランス語のHの発音で「あっしゅ」と読んでください。
由来は単純で、裕美(Hiromi)のHです。
そのまま「えっち」と発音すると、横道に逸れた(?)事務所みたいだから、「あっしゅ」と呼んでいただくことにしました、ということにしているのですが、もう少しまともな理由もあるのです。

個人事務所をはじめる時、お世話になった先輩が「あっしゅ、なるほど、フランスのH(あっしゅ)だね」に続けて、「フランス語のHは発音はしないけど、なくてはならないから、伊藤さんもそういう存在になってください」と激励してくださったのです。
これ、ちょっといい話でしょ。
(注)フランス語には、発音するHの有音のHと発音しない無音のHがあります。

さらに、「あっしゅ」は英語なら「ash(灰)」です。
灰というと燃えかすを連想しますが、「新しい生命を生み出すもの」という意味合いを持つ文化もあるそうです。
そういえば、日本の民話の「はなさかじいさん」では、灰を撒いたら枯れ木に花が咲いた!

そんなこんなで「あっしゅ」になりました。



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