オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

6日の夜11時過ぎにアヌシーに到着。
パリ経由のエアフランスの料金が高かったので、アムステルダム経由KLMでジュネーブまで来ました。
ジュネーブ空港では、フェスティバル事務局に予約した車のドライバーが待っていてくれて、同じ便と少し遅れて到着したエアフランスの便の人たち7名を乗せて、アヌシーへ出発。
昨年(かな?)開通した、新しい高速道路は峠越えをせず、時間短縮。約30分でアヌシー市内に入りました。
市内のホテルに泊まる乗客を順々に降ろして、わたしのHotel du Chateauに。アヌシー城の横にある、小さな石造りのホテル。
フェスティバルのホテルリストには登録しないくらい、小さなホテル。定宿にしていたFolimageに頼んで予約をしてもらう。
オーナー家族で運営、「1,2泊はお断り」という宿です。わたしは1週間だったから予約できたけど、Folimageの人たちは断られ、別のホテルへ・・・
アヌシー城入り口の広場は昨年は工事中。そして、今年も工事は続く。
今は完全封鎖に近い状態で、ホテル前まで車が入らない。親切なドライバーで、入り口まで荷物を運んでくれる。でこぼこ掘り返したママの道路を荷物を引いて歩けない、助かった!

こうして到着したアヌシー。
そして、昨日7日(月)からフェスティバルが始まる。
50周年とあって、いろいろ工夫しているようだが・・・
わたしには朝からトラブル発生。
なんと!オープニングとクロージングセレモニーの招待状がパッケージに入っていない。
VIPデスクに聞くも、「リストにない。確認するから午後来て」。
プレスデスクに聞くと、「パートナー関係者の招待が多く、プレスバッチでも招待状がないジャーナリストがいる。プレス担当が調整しているから、午後7時に来て」、と。
ちなみに、プレス登録で参加する”ジャーナリスト”兼務なのです、わたし。
99年から来ているけど、オープニングに招待されないなんて、始めてのこと。
プレスデスクには、次々と「招待状がない」ジャーナリストが押しかける。
ポルトガル、フィンランド・・・そして、日本。
外国メディアを閉め出すフェスティバルなんて、ありか!?
それからVIPデスクとプレスデスクを往復したけど、「招待客が多く、プレス全員は入れない」で集結。
やってくれるねぇ、アヌシー事務局。
徐々に運営が良くなると思って、毎年毎年期待しているけど、『Illusionniste』のプレミアから閉め出された恨みは一生忘れない(笑)。

50周年ということで、名作特集もたっぷり。
公式コンペとミーティングだけでスケジュール満杯になり、すべては見切れないのです。
イメージ 1Travellingという50年を振り返る名作集は、シアターだけでなく、中世の面影残すアヌシー城の中庭で上映。
日没後の午後10時15分スタート。

オープニングから閉め出され、昨日は「60年代特集」を見てきました。
Brestislav Projarの『The Lion and the Song』で始まり・・・ところが寒い。
4本目、Jean-Francois Languionieの『La Demoiselle et le Violoncelliste』で、寒さに耐えかね退散。
毎晩あるようだから、着込んで行かなきゃ。
こうして、フランス的映画祭の1週間は始まったのです。

・・・そうそう、短編部門の審査員の一人が、広島アニメーションフェスティバルの木下小夜子さん。
アルゼンチンからJuan Pablo Zaramellaさんが学生部門に入っているだけで、残りは当然のことながら、ヨーロッパ&USAの人たち。
これまた変わらない、ヨーロッパの映画祭です。
いいんだよねぇ、地元開催なんだから、”地元”の審査員が多くて。

追伸 France2のTeleMatinという、朝の情報番組で、ToToのウォシュレットを「日本の進んだ(ばからしい)トイレ」って、紹介していました。
宇宙に浮かぶ桃(尻)に、宇宙船から水の放射があるって、不思議なCMを見せながら、日本の”ハイテク”を紹介。司会のウィリーさんはあきれ顔・・・

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