オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

こんにちは、オフィスHの伊藤です。

酷暑が響いたのか、PCが絶不調でした。

20日~24日、カナダのオタワで国際アニメーション・フェスティバルが開催されます。
土居伸彰さんがキュレーターで、「Japanese Indies」という特別プログラムがあるそうです。
大藤信郎、久里洋二作品から、近年の作品まで、2プログラムが組まれています。
土居さんが、山村浩二さんとセレクトした海外短編の特集上映「アニメーションズ・フェスティバル 2010」は18日から、吉祥寺バウシアターで開幕ですね。

オタワでも今年の新作コンペティションは見所ですが、わたしが注目するのはTAC(Television Animation Conference)
北米のアニメーション業界の作り手と送り手の集会で、2004年に始まったそうです。
今年は、ヨーロッパのCARTOONとコネクションをおこなうとか。CARTOON Connectionは、HNewsやわたしの記事で紹介しています。
カナダ=ヨーロッパの関係者がそれぞれの企画を持ち寄り、ピッチングする・・・つまり一緒にできる"次のこと"を話そうってこと。昨年から韓国もこのコネクションを始めています。
Hレポート「0年代・ヨーロッパのアニメーション:1999年~2010年、アヌシーの定点観測」(http://blogs.yahoo.co.jp/hiromi_ito2002jp/folder/1501417.html)にも書いたけど、こういう動きが活発なのが"世界"です・・・さて、日本は?

(1)ICAF 2010、東京会場 9月23日(木)~26日(日)開催
(2)被爆者の声をうけつぐ映画祭2010開催
(3)女子美術大学メディアアート学科2期生グループ展「It's a small world」、18日(土)まで
(4)東京藝術大学大学院映像研究科の上映イベント「OPEN THEATER 2010」、9月16日(木)から
(5)「Creative Market Tokyo 2010」事前来場者登録開始

お詫び:前回のHNewsで、ドイツ文化センターのイベントを「ゲーテ・インスティトゥート「彷徨える世代と大きな企画」お伝えしましたが、「ドイツ文化センター 『彷徨える世代』」でした。お詫びして訂正いたします。
わたしはPC絶不調などのために伺えませんでした。残念!

★★茶処いとう★★
埼玉のマスコット、コバトンと楽しむ、「おいしい緑茶(日本茶)の入れ方」の連載を始めました。

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(1)ICAF 2010、東京会場 9月23日(木)~26日(日)開催

インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF)、アニメーションを専門的に学ぶことのできる教育機関が推薦する学生作品を一同に集めた、学生のため本格的なアニメーションフェスティバルが、東京と京都で開催されます。今回で8回目となります。
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■東京会場上映プログラム
開催日:9月23日(木)~26日(日)
会場:国立新美術館3F講堂

■京都会場上映プログラム
開催日:10月2日(土)、8日(金)、9日(土)
場所:京都国際マンガミュージアム

■参加校:多摩美術大学、東京工芸大学、東京造形大学、武蔵野美術大学、阿佐ヶ谷美術専門学校、 大垣女子短期大学、大阪芸術大学、大阪成蹊大学、京都精華大学、神戸芸術工科大学、女子美術大学、東京藝術大学、東京デザイナー学院、日本大学芸術学部

今回は、8月23日亡くなられた人形美術家・アニメーション作家の川本喜八郎さんを追悼するプログラム『追悼・川本喜八郎』が、9月23日(15:15~17:15)におこなわれます。

古川タクさん、片山雅博さん、森まさあきさん、細川晋さん、なみきたかしさんが川本さんを偲ぶトークと上映をおこないます。

現在作家として、映像クリエイターとして活躍する卒業生の出発点となった、ICAF時代の作品群を大回顧上映する「ICAFレトロスペクティブ!」では、制作者の生トークもおこないます。

海外の若手、学生作品との交換上映は例年通り、韓国とヨーロッパです。
PISAF 韓国/プチョン国際学生アニメーション・フェスティバル受賞作品集
Les e ・magiciens 2009優秀作品上映
東京は9月26日(11:00~13:00)、京都は10月2日(土)です。
12月にフランスで開催される、Les e ・magiciens 2010で、今回のICAF選抜作品集が上映されます。

詳しくは公式サイト>>



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(2)被爆者の声をうけつぐ映画祭2010開催

映像による被爆体験の継承を目的に、2007年に市民による映画祭実行委員会と明治大学軍縮平和研究所の共催でスタートした「被爆者の声をうけつぐ映画祭」が、今年も10月に開催されます。

主催者からのお知らせです。
4年目になり、映画祭実行委員会には明治、駒澤、千葉などの大学生たちが多数参加。
文字通り、映画祭が"被爆者の声をうけつぐ場"になりつつあります。
上映作品は、映画祭呼びかけ人だった故井上ひさし原作の『父と暮せば』などの日本映画と、カナダ、旧ソビエト、イギリス、アメリカ、コスタリカなどの人々の手によって作られた反核平和の作品が登場します。
アメリカのドキュメント『The Last Atomic Bomb(最後の原爆)』のプロデューサーで、核軍縮教育家のキャサリン・サリバン女史の講演会もあります。

■開催日:10月1日(金)、10月2日(土)、10月31日(日)
■会場:明治大学リバティタワーホール (東京・お茶の水)
■入場は、プログラム毎のチケットが必要になります。
前売りチケット:大人1,000円、学生・子ども500円
当日チケット:大人1,200円、学生・子ども800円

■内容:
10月1日(金)
『井上ひさしを偲ぶ朗読』 出演:大原穣子、他
劇映画『父と暮せば』(黒木和雄監督) お話:脚本家 池田眞也

10月2日(土)
ドキュメント『ヒロシマ・ピョンヤン』 お話:伊藤孝司
アニメーション等の上映:短編『ビーズ・ゲーム』(カナダ)、『雨はやさしく・・・』(旧ソ連)、長編『風が吹くとき』(イギリス)、ドキュメント『解き放たれた魔法のランプのジニー』(アメリカ) 解説:有原誠治
劇映画『ひろしま』 被爆者の証言:山田玲子(東友会)、解説:山口逸郎

10月31日(日)
ドキュメント『核のない21世紀』(日本) お話:片桐直樹
ドキュメント『フラッシュ・オブ・ホープ-世界を航海するヒバクシャたち-』(日本・コスタリカ) お話:ピースボート関係者
『The Last Atomic Bomb(最後の原爆)』(アメリカ) 講演:キャサリン・サリバン
 
詳しくは公式サイト>>



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(3)女子美術大学メディアアート学科2期生グループ展「It's a small world」、18日(土)まで

案内が遅くなりましたが、18日(土)まで開催されているグループ展です。
"私の中の " 小さな世界 " を、あなたにもほんの少しわけてあげよう"
アニメーション上映はありませんが、女子美術大学メディアアート学科2期生18名の作品展です。

■開催日:9月18日(土)まで。最終日17時まで。
■会場:原宿デザインフェスタギャラリー〈WEST〉2F/2‐A

詳しくは公式サイト>>

12日まで開かれていた、恵比寿の小さなギャラリーの「ひとがた」に行ってきました。
ロボットGAGEのアニメーション作家 坂井治さんと、絵とおはなし作家 田沢千草さんの二人展でした。
人間を描こう、じわーっと出てくる情念というようなテーマでした。
エロチックだけど、さわやか。作家たちの人となりが浮かぶ作品でした。
それと、ギャラリーの入り口の木立が、東京の熱気を払拭する感じでよかったですよ。


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(4)東京藝術大学大学院映像研究科の上映イベント「OPEN THEATER 2010」、9月16日(木)から

東京藝術大学大学院映像研究科 主催 上映イベント
<映画専攻・メディア映像専攻・アニメーション専攻>
「OPEN THEATER 2010」

日程:2010年9月16日(木)~20日(月祝)
時間:平日 13:00~21:00 土日祝 11:00~21:15
会場:東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎
URL: http://www.fnm.geidai.ac.jp/opentheater/

OPEN THEATERは、毎年夏から秋の時期に開催する恒例の学外向けイベントとして映画専攻が上映のイベントを行ってきました。
今年の春、アニメーション専攻第一期生の修了作品群が出来上がり、更にメディア映像専攻のリニア作品をセレクトプログラムも含め、今回、三専攻揃っての初の上映イベントとして開催をする事となりました。
大学院映像研究科の各専攻の修了生たちが5年の間にどのような作品を生み出して来たのか、今後の日本の映像文化を支える息吹を感じていただければと思います。
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<上映作品>
映画専攻
メディア映像
アニメーション専攻
[二期生一年次作品集]

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<トークイベント>
アニメーション専攻トーク 「藤幡正樹×東京藝大アニメーション」
日時:9月19日(日)14:00-15:30

出演:藤幡正樹(大学院映像研究科長)、和田淳(アニメーション専攻一期生)、三角芳子(アニメーション専攻一期生)、永迫志乃(アニメーション専攻一期生)

日本を代表するメディアアーティストであり本大学映像研究科長の藤幡正樹と、国内外のフェスティバルで高い評価を受け作家として歩み始めた藝大アニメーション専攻初の修了生をゲストに、アニメーションの魅力や内包する課題、そして今後を伺います。
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映画専攻トーク 「加藤直輝×黒沢清」
日時:9月20日(月・祝)14:00-15:30

出演:加藤直輝(映画専攻一期生)、黒沢清(映画専攻教授)、松田広子(プロデューサー)

映画専攻第1期生、加藤直樹の劇場処女作「アブラクサスの祭」が今秋公開されます。入学から卒業後劇場作品に至るまでを、実習作品の上映と在学中指導にあたった黒沢清教授との対談を通じてご披露致します。
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上映プログラム、スケジュールなどの詳細は、下記公式サイトを参照下さい



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(5)「Creative Market Tokyo 2010」事前来場者登録開始

Creative Market Tokyo 2010事務局からのお知らせです。
9月13日より、「人を探す、コンテンツと出会うクリエイティブ・マーケット」をテーマとした『Creative Market Tokyo 2010(以下CMT)』(会期の10月13日~10月15日)事前来場者登録を開始いたしました。
公式サイト>>

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