オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

こんにちは、オフィスHの伊藤です。

「世界のアニメーションシアター WAT2010」が11月13日(土)より、下北沢トリウッドで開幕します。
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初日舞台挨拶は、クレイアニメーション作家のイザベラ・プリュシンスカ監督。18時40分開場です。
詳しくは、トリウッドへお尋ねください>>

7プログラム29本、個性豊かなアニメーションが揃いました。
アニメーションアートとは異なる側面、社会的テーマ性からオススメ作品を・・・
ジョゼットのひとり遊び(プログラムA):母に捨てられた幼女の寂しさ(一種のネグレクト)
アングリーマン~怒る男~(プログラムB):DVと虐待を乗り越える親子
ミス・リマーカブルの就活(プログラムC):アダルトチュルドレン気味女子の成長ストーリー
睡眠革命(プログラムD):昔の睡眠と今のわたし達の生活ぶりを比べ"現代人"を皮肉ったコメディ

さらに
カナダ・ケベック特集(プログラムF、G)でも、「マイライフミー」、「フレッドヘッド」はイマドキ10代の脅迫観点的な"悩み"をコミカルに描いています。
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☆ ☆ ☆ ☆ ☆

イザベラ・プリュシンスカ監督がゲスト出演する、横浜ドイツ・フィルム・デイズ-ベルリン&アニメーション(11月12日~14日、MOVIX本牧)もオススメします。

■トーク・イヴェント、13日(土) 午後2時~3時半
イザベラさんと、アニメーション作家 眞賀里文子さん、アニメーション映画研究・評論家のイラン・グェンさんが、世界的視点でアニメーションを語ってくれます。

■ドイツのアニメーション特集
14日(日) はドイツのアニメーション特集が3本組まれています。見応えあり!

■どうして"ベルリン+アニメーション"なの?
西ベルリンは、「陸の孤島」と呼ばれた時代がありました。
1989年の壁の崩壊、東西ドイツの統一によって、この町は大きな変貌を遂げ、長い歴史を有するメトロポールとして蘇りました。
現在のベルリンは、陸の孤島の時代とは別の意味で強い求心力を持ち、ドイツ国内外に先端的な文化を発信しています。

《ベルリンとアニメーション》
ドイツ映画として今も美しい輝きを放っている作品「ラン・ローラ・ラン」(1999年日本公開)では主人公のローラが家のリビングルームから階段を駆け降りて町に飛び出してゆくまでのシーンを繰り返しアニメーションで挿入しています。
同じように今回上映する「ベルリン・ノイケルン・アンリミテッド」でもアニメーションが思わぬ効果を生み出しています。
実はベルリンとアニメーションには歴史的なつながりがあります。
往年のドイツ映画の撮影制作スタジオとしてウーファ映画スタジオが有名ですが、旧東ドイツの時代にそこはDEFA映画 スタジオとして使用され、技術に裏打ちされた多くの優れたアニメーション作品が制作されました。そのノーハウは同地のコンラート・ヴォルフ・映画・テレビ大学(ポツダム)にも受け継がれています。今回上映する「ベルリンの野うさぎ」の監督イザベラ・プリュシンスカもこの映画学校で学び、ベルリンで制作活動をしている一人です。

イザベラさんについて>>

横浜ドイツ・フィルム・デイズとイザベラさん>>


APEC厳戒態勢下の横浜、ぶらっとしてみませんか?

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