オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

Annecy 2011長編コンペティションのノミネート作品9本が発表されました。
Annecy、アヌシー国際アニメーション・フェスティバルは2000年代に入り、伝統の短編コンペだけでなく、アート的にもビジネス的にも可能性が広がる長編アニメーション映画の表彰に力を入れています。

今年の9本>>

一目瞭然なのが、日本作品が1+1本しかないこと。
1本目は、原恵一監督の『カラフル
そして+1本は、マッドハウスが中国と合作した、小島正幸監督の『Tibetan Dog(仮題:チベット犬物語)』。この作品は、09年にアヌシーのMIFAで制作発表しています。あまり情報が出ていないのですが、どんな作品だろう・・・

残り7本には、昨年クリスマス期にフランスで公開され上々の興行実績を上げた『L'Apprenti Pere Noel(みならいサンタクロース』。
そしてFolimage制作の『Une vie de chat(ネコの生活』。監督のジャンル・フェリシオリさんとアラン・ギャニョルさんは08年に来日し、東京工芸大学で特別講義をしたこともあります。日本公開され、また来日してほしいなぁ。
またスペインの『Chiko & Rita(チコとリタ』は、ヨーロッパのプロジェクトピッチ・フォーラムCARTOON MOVIE 2011のオープニング作で注目が集まりました。
デンマークの『Den Kaempestore Bjorn/The Great Bear(巨大クマ』は、Copenhagen Bombay制作。このスタジオは比較的低予算で、意欲的な国際市場向けのアニメーション映画を制作することでノルディックアニメーションの中でも注目されています。
韓国は2本登場。

中国は公式コンペにはないけど、アウトオブコンペティションで1本上映されるようです。
アウトオブコンペティションでは、日本作品が2本。いろいろな点で両極端なアニメーション映画を選ぶなんて、今年のプリセレクションの審査員は渋いねぇ。
黒坂圭太監督の『緑子 MIDORI-KO
森下孝三監督の『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく
アウトオブコンペティション>>

パトリス・ルコント監督の『The Suicide Shop/Le Magasin des suicides』が、公式コンペのリストに残らなかったのは、オープニング公開だから・・・かな。

今年のアヌシーは、短編や学生作品の部門でも”日本”がなく・・・>>
あらら、大丈夫 日本?

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