オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

表題から、「福島第一原発の爆発事件」の東電の工程表か?って・・・いえいえ、欧州市場の調査のことです。

JETROがフランスにおける日本のコンテンツ産業の位置づけを調査した最新レポートを公開しています。

● 我が国のコンテンツの海外における「ゲートキーパー」プロファイリング調査(フランス編)(2011年3月)

● フランスを中心とする欧州のコンテンツ市場(2011年3月)

日本国の税金を使った調査だからと、かなり期待して開いてみたのですが・・・
感想はただ一言。楽観的。
どうしてこ~なるの?
調査対象が狭い。市場の実態を判断できる人材が現地で不足してるのかな。

このレポートを丸ごと信じ、欧州市場へ出て行ったら、米国でのマンガ・アニメの二の舞になりかねない。
やはり自分で人脈を作り、自分の耳目と肌で実態を感じ取らないと、正しい戦略・戦術は立てられないということなのかな。

フランスのAV市場調査なら、CNC(フランス国立映画センター)レポート類は毎年更新され、充実しています。
それでも、最新動向の全ては分からないけれど・・・

追記 欧州の市場は「フランス」だけでも、「フランスが中心」でもありません。確かに、フランスは人口は欧州内では多いし、国策で芸術・映画・エンタテインメントを支援しています。金回りも、他の小国よりは格段に良い。しかし、21世紀の欧州の”コンテンツ市場”でビジネスをしたいなら、フランスあるいはイギリスだけでは足りません。”EUとその隣国”というとらえどころのない”域”を、”日本”は相手にしなければならない・・・ということ、かな。
ただ・・・そのとらえどころのない”域”の人々は、おもしろい。

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