オフィスH  誠信の交わり

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アラブ首長国連邦のアブダビで10月13日~22日に開催された、アブダビ映画祭(Abu Dhabi Film Festival in UAE)はすごかったらしいです。

直後に開催されてTIFFCOM(東京国際映画祭のマーケット)に来ていた、配給エージェントも招待されていて、「すごかった」と、諸々の様子を聞きました。
まず、すべて招待ベース・・・アラブは金持ちだから・・・それだけじゃない。その人によると、映画祭の運営はトロント国際映画祭の元スタッフが招かれ、かなり本格的(欧米人に心地よい運営)で、これから映画などのコンテンツ産業を本格的に基幹産業にしようとするアブダビの意欲が伝わったそうです。
一時ドバイがすごいという話しもありましたが、その人によると「これからはアブダビだろう」と。単に金持ちの道楽でない、戦略があるみたいです。
なにしろ、アラブ・イスラム圏のコンテンツ市場は手つかず状態。これから大きな成長が見込まれます。「その中心(の一つ)にアブダビがなるかも」、と。

そして、日本人のアニメーション監督・桑畑かほるさんも、パートナーのマックス・ポーターさんと共に招待されたそうです。
曰く「アブダビは、豪華でした。全てがキラキラ、ピカピカで、映画祭自体もハリウッドの女優や監督を招くほどでした。
短編監督も長編並みの扱いを受け、飛行機代、ホテル代、食費と全てお世話になりました。
プログラムはやはり欧米とは違う価値観で興味深かったです。宗教の違いや考え方の違い、色々と勉強になりました」と。
桑畑さんのTiny Inventionsのサイトに写真とレポートが掲載されています>>

文化産業を振興するなら、戦略的に、ちゃんとやらないとダメってことなんでしょうね。中途半端に、回りの様子見をしていると、税金をドブに捨てることになるってことかな。

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