オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

こんにちは、オフィスHの伊藤です。

すっかり冬、真冬になってしまいました。暖冬傾向に慣れていた体には応えます。
急な寒波襲来で被害に遭われた方々に御見舞い申し上げます。

お久しぶりのHNewsです。
アヌシーで一目惚れした『はちみつ色のユン』(アヌシー2012 長編部門観客賞&UNICEF賞受賞)の日本公開準備が佳境です。

初日は、12月22日(土)!
共同監督で、原作者&脚本家のJung(ユン)さんも来日します。

プレス試写を行っています。どなたも「すばらしい」と高評価
「家族って?」、「肌の色って?」と問う、一人の少年の物語。
国外に20万人もの養子を送り出した、韓国の戦後に端を発した物語です。
この背景には、日本も深く関わっています。そして、今につながる物語です。
『はちみつ色のユン』は、見る人の経験や見識で、いろいろな見方ができる、奥深いドキュメンタリー・アニメーション映画です。
山村浩二さんもコメントを寄せてくださいました:
ドキュメンタリーとアニメーションのハイブリッドは最近のトレンドだが、この「はちみつ色のユン」は、家族を中心に、子ども時代と学生時代の複雑な人間関係を丁寧にドラマ化していて、シネマとしての豊かさを手に入れている。
人種と国籍、血のつながりの問題に苦しみながらも自立的に力強く生きるユンの姿を、閉塞的な友人関係に悩んでいる日本の子どもたち、若者たちにぜひ見てもらいたい。
『はちみつ色のユン』予告編>>

公式サイト>>
前売り券、チケットぴあで発売中です。

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清泉女学院大学 特別講演・上映会
動く絵のコミュニケーション力 ~アニメーションの世界~


<大学生と字幕版を共同制作>
長野の清泉女学院大学で、同大学の現代コミュニケーションコースの学生といっしょに字幕を制作した短編アニメーションを上映します。

■開催日時:12月16日(日) 13時~15時
■会場:清泉女学院大学 音楽堂

長野市の清泉女学院大学では、現代コミュニケーションコースの授業の一貫として、アニメーション=動く絵のコミュニケーション力を知ってもらうために、一般向けの上映会を毎年おこなっています。
これまでは、市内のシネコン、映画館とコラボレーション上映をしてきました。今回は長野市内の学内上映です。

WATから、2011年、12年の新作の短編アニメーションを含め作品提供します。
上映予定作品:
  • It's a Dog's Life(犬はつらいよ): フランスFolimageとNFBの共同制作2012年の新作/学生と字幕版共同制作
  • Space Stallions(スペース・スタリオンズ): デンマークThe Animation Workshopの2011年度卒業制作。学生作品からTVシーリズ化へ
  • Les tragedies minuscules(ありふれた悲劇)シリーズより「ソファー」: 『A Cat in Paris』で今年のオスカーにノミネートされた、ジャンル・フェリシオリ&アラン・ギャノル監督の出世作/学生と字幕版共同制作
  • Aldrig som forsta gangen!(初体験。今と昔): ヨナス・オデル監督のドキュメンタリー・アニメーション
上映に加え、オフィスHの伊藤が、ヨーロッパのアニメーション動向をお話します。
海外で活躍する、日本人アニメーション作家、貴志春菜さん(フランス)、桑畑かほるさん(オランダ→アメリカ)が取り組む新作の紹介もします。
ヨーロッパでは、若い監督、演出家が名門スタジオでTVシリーズや、予算規模の大きな長編アニメーション映画の監督に大抜擢されることも珍しくなくなってきました。
日本人若手もチャンスを手にすることができるかも知れません・・・そんな事情もご紹介します。

詳しくは公式サイト>> 

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