オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

世情に疎いです。アメリカでも、フランスでやっている「Japan Expo」をするそうです。
第1回は、西海岸のサンタクララで、現地8月23日にスタート。
公式サイト>>

フランスの「Japan Expo」も、わたしの仕事には関係ないので、ほとんどウォッチしていません。すいません。
ヨーロッパの業界関係の知人からも、「Japan Expo」を問われることないし・・・。
日本の知人が「23日からアメリカ」って聞いて、「何のイベント?」と聞いたくらい、疎い。すいません。

「Japan Expo」でネット検索したら、去年のインタビューだけど、おもしろいのを見つけました。
パリの「Japan Expo」を始めた、フランス人のセドリック・リッタルディさんのインタビュー(日経トレンディ)>>

抜粋させてもらいます:
「日本は自国の文化を紹介したりマネタイズするのが、あまりうまくないと思います。海外の各マーケットに持ってくるのにあまりにも時間がかかっているので、海賊版が出回ってしまい、ニーズはあるのに、売り上げを思うように上げられない。例えば今回、大手アニメ制作会社が出展していますが、これは僕が出展の重要性を説明し続け、実現に至るまでに2年かかりました。
(中略)フランスで日本のアニメなどを売る場合、日本からそのまま持ってくればいいというものではありません。売れる・売れないの判断から、提示の仕方までフランスの市場に合ったやり方も必要です。Japan Expoをはじめ、今まで日本のエンタテインメント作品を各国で広げてきたのは、その国の人たち、特に若い世代です。アニメをはじめ、日本のエンタテインメントを世界で拡販するにあたっての課題は、日本側で全てをコントロールするのではなく、フランスならフランスと、現地で慣れ親しんでいる人たちも入れて、市場開拓をしていくべきではないかと考えています」 。
後半、同感です。(前半は、ホントに大きなニーズがあるかわかりません)。
さらに付け加えるとすれば、「日本のコンテンツを買って、買って」と言うだけじゃなく、「いっしょにやりましょう」「いっしょに、新しいコンテンツを作りましょう」って提案しないと、ビジネスするガイジンさんは興味を示さない。

ところで、日本アニメのオタクを自認するフランス人にとっても、日本の動きって鈍く映るんですね。
わたしの仕事に関係する人たちは、動きの鈍い日本、内向きしか考えない日本のビジネススタイルに見切りをつけ始めています、いやつけたかな、もう・・・。

目の青いオタクくんや金髪のオネエさんが「日本のカルチャ大好き!」って、大勢コスプレしてるのを見て、「クールジャパン」って大喜びしてるだけなら、「Japan Expo」もドンドンやれ、やれ!

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