オフィスH  誠信の交わり

オフィスH(オフィスアッシュ)のブログです。世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーション映画や独立系作家に役立つ情報を紹介します。

こんにちは、オフィスHの伊藤です。

ヨーロッパ、韓国、アジア、そして日本を結ぶ、アニメーション国際共同製作のネットワーキング - グローバル市場へのステップボード「Asia- EU Cartoon Connection 2015」の登録者の一部が公開されました>> 
今回はChina(中国)からの参加が増えるようです。ヨーロッパの登録者は追加される予定です。
開催は4月27日~30日、韓国・済州島です。
開催概要>> 
本日が登録締切ですが、参加ご希望の方はKOTRA・韓国貿易センター(福岡)へ急ぎご連絡ください。
TEL: 092-473-2005/munakata@kotra.or.jp(担当:宗像さん)


(1)シュツットガルト・アニメーション映画祭 バーデン=ヴュルテンベルク特集の上映会、3月23日
(2)3D ドキュメンタリー映画『大津波3.11 未来への記憶』、劇場公開開始
(3)大阪韓国文化院の「コリア・アニメーション特別上映会」、3月21日
そして、新話創造 2015韓国ドラマ・映画プロジェクトピッチング-K-Story in Japan 2015

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(1)シュツットガルト・アニメーション映画祭 バーデン=ヴュルテンベルク特集の上映会、3月23日

ドイツ南西部、自動車産業と美味しいワインで有名な街シュツットガルトで、ドイツを代表する国際アニメーション映画祭が毎年5月に開催されています。近年は日本のアニメーターにもその名が知られるようになってきましたね。
今年のハイライトをお知らせしましたが>> 
同時期に開催される映画祭、ディジタルエンタテインメントのアート+技術+ビジネスの複合イベントFMX、そしてアニメーションのビジネスプラットフォームAPD(アニメーション・プロダクション・デー)のシナジー効果のアップをますます目指しているようです。
フランスのアヌシーもそうですが、国際映画祭は賞・顕彰だけでなく、「次の製作につながる」イベントにシフトしていますね。
作り手は「次の映画を創りたい」と思っていて、伝統ある国際映画祭と言えども、その要望に応えねば生き残れない、ということですかね。

横道に逸れましたが、シュツットガルト・アニメーション映画祭の地元「バーデン=ヴュルテンベルク」州のアニメーション特集上映が、東京・ドイツ文化会館ホールで、3月23日(月)18:30から開催されます(参加無料)。
2012年~14年に同州のアニメーション作家15名が制作したショート15本を上映します
上映は英語・ドイツ語のみ。シュツットガルト・アニメーション映画祭に行ったつもりになれますよ。

バーデン=ヴュルテンベルク州は主力の自動車関連の工業だけでなく、映像コンテンツの制作基地にしたいと長年振興に力を入れています。
あの有名な映画学校Filmakademie Baden-Wuerttembergde(バーデン=ヴュルテンベルク州フィルムアカデミー)は映画産業の担い手(プロデューサー、監督、アニメーター、技術者)を育て、シュツットガルトや州内に制作会社を誘致するために設立・運営されています。
今回の上映会でも、フィルムアカデミーの学生作品は群を抜いているとか。卒業生が、ドイツ、ヨーロッパ各地、そしてハリウッドで大活躍しています。

参加希望の方は事前にお申し込みくださいとのことです。
詳しくは公式サイト>> 
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(2)3D ドキュメンタリー映画『大津波3.11 未来への記憶』、劇場公開開始

東日本大震災、そして大津波に対応できなかった福島第一原子力発電所の大事故から4年。
3D ドキュメンタリー映画『大津波3.11 未来への記憶』が完成し、3月14日の仙台と神戸を皮切りに、全国で順次公開されるそうです。
3月21日(土)から、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷と山形・ムービーオンやまがたで公開されます。

配給する、ソニーPCL株式会社 ライブスパイア推進グループからお知らせです。

震災直後から3年余りに渡って、被災地を3D カメラで定点観測的に継続取材したドキュメンタリー映画が、3月14日(土)より劇場公開されます。

わずかな偶然で“生き残された”と感じている人々への取材を通し、海とともに生きる我々日本人が、次世代に語り継ぐべき「未来へのメッセージ」とは何かを考えさせる作品です。

島国日本の「家族」「夫婦」「世代」「生と死」「破壊と再生」「過去と未来」「自然と人間」をも問いかけます。


製作は、長年3D映像に携わってきた(株)NHKメディアテクノロジー。

尚、本作品の収益の一部は被災地の復興支援に役立てられます。(鑑賞料金の10%が被災地で活動する復興支援団体に寄付されます)

詳しくは公式サイト>>



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(3)大阪韓国文化院の「コリア・アニメーション特別上映会」、3月21日
& 新話創造 2015韓国ドラマ・映画プロジェクトピッチング-K-Story in Japan 2015

釜山国際映画祭で三冠、2012年カンヌ国際映画祭の監督週間部門で上映され、韓国の新世代アニメーション監督として注目を集める、ヨン・サンホ監督の長編アニメーション映画『豚の王』(2011年)が上映されます。
■日時:3月21日(土)、13時~
■場所:大阪韓国文化院
前回お知らせしたように、『はちみつ色のユン』と二本立て上映です。
事前申込制で、締切(3月18日)が迫っています。
詳しくは公式サイト>> 

ヨン・サンホさんは韓国の現代社会の暴力を独自のアニメーションスタイルで表現する社会派として、今後の成長が大いに期待される監督です。
コメディ色の強い3DCGアニメーションは以前お伝えしましたが、このような社会派のインディペンデントが活躍するのも韓国の一面ですね。

映像技術・技法に加え、オリジナル企画を書ける脚本家への支援も韓国政府は怠っていません。
3月13日に東京で開催された「新話創造 2015韓国ドラマ・映画プロジェクトピッチング-K-Story in Japan 2015」には、アニメーション(「嘘客の徒」)を含め、6企画がプレゼンされました。
東京デザイナー学院アニメーション科を卒業された、イ・セウンさんとチェ・ジョングさんがそれぞれのアイデア、脚本をピッチされたのも、日韓の協働につながりそうで期待できます。

新話創造は日本以外でも実施されていますが、海外では反響がすこぶるよく、出資や制作パートナーが決まり、実制作に進む案件もあるそうです。
韓国側は、日本との協働も期待しています。
ご興味ある方は韓国コンテンツ振興院(KOCCA)日本事務所へご連絡ください>> 



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